あこがれのFikaさんへ
以前雑誌で見かけたおしゃれな北欧雑貨のお店。半地下の店舗から三階に向けて壁一面の棚と大胆な吹き抜けのある印象的な建物として記憶に残っていました。
自身が店舗兼住宅を作ることになった時、参考となる資料を探している中で、再会したのがこの時のお店、東長崎にある「Fika」さんでした。
「小さくてかわいい家づくり」「好きなことだけー北欧”雑貨買いつけ”の旅にでかけよう」いずれも偶然同じ作者、塚本桂子さんの著書でした。「小さくて・・・」の方は土地選びからおうちの出来上がりまで、かかった金額や、つまづいたポイント、選んだ決め手など詳細に記録されていてこんな書籍は他にはない!という情報の充実ぶりでした。一気に読んでしまい、また繰り返し読み、「施主の気持ちを代弁してくれてます!」と担当建築家さんにも一冊お渡ししてしまったくらい面白かったです。
「好きなことだけ」は北欧雑貨の買いつけ記。私はずっと北欧に買いつけに行きたい!オーロラも観たい!といい続けて未だ叶っていないのですが、いつか。。。の気持ちは捨てられず手にとった本でした。買いつけのプロによるスマートな買いつけ、というよりも、初めての買いつけ、リベンジの買いつけで思ったようにいかない場面も色々あったりして、そこがとてもリアルで引き込まれました。
いずれも著者の塚本さんのおおらかで前向きな筆致がここちよく「一目惚れ」ならぬ「一読み惚れ」をしてしまったのでした。
そして、わたくし。店舗の設計がひと段落し、工務店とも仮契約を行い区切りとなったタイミングであこがれの「Fika」さんにお買い物に行って来ました。
池袋から二駅目の東長崎駅。閑静な住宅街を抜け3分くらいのところに(私的に)見慣れた大きな窓のグレーでのっぽな建物がありました。
店内に入るとすぐに半地下に向かう階段が数段あるのですが、半地下なのに明るい!3階までの吹き抜けと、そのサイズと同じ大きな窓。白い壁が相まってとにかく明るい!
わーと見上げていると二階にいらした塚本さんが気づいて降りてきてくださいました。
写真で拝見していた通りのやわらかい感じのかわいらしい方です。
著書を拝見していたことと、実は私も店舗兼住宅を作っているところなんですとお話したところ、なんと店舗のみならずおうちの方も見ていってください、という思いもかけない言葉をいただきました・・・!
<次に続く>